■あとがき(第70号)
■高山れおな
ご紹介させていただいた勝原士郎さんの評論集の最後に収められているのは、勝原さんの旧友である島田節さんへの追悼文。〈誓子俳句を根源とする物派、構成派〉である島田さんと、〈汀女俳句の流れを汲む抒情派〉である勝原さんの、俳句をめぐってのありし日のかんかんがくがくぶりなどを懐かしく回想する文章ですが、最後に、青梅にお住まいだった島田さんの
ひしめきしまらそんのまぼろしに雪
という句(良い句ですね)と一緒に、『枕草子』から
ただ過ぎにすぐるもの。帆かけたる船。人の齢。春、夏、秋、冬。
という有名な一節が引かれています。まったくだ! というわけで、当ブログは七十号、今年は残すところあと十余日。どうぞ御機嫌よう。
■中村安伸
『セレクション俳人 プラス 新撰21』(邑書林)が出版され、さまざまな反響がネット上にあがって居りますので、リンク集でも作成しようか、と思いましたが間に合いませんでした。ちなみに、Google等で検索しても新選組関連の記事ばかり引っかかる、とお悩みの方は、キーワードを「""(ダブルクォーテーション)」で囲い「"新撰21"」で検索してみてください。
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