■あとがき(第26号)
■高山れおな
高山は六回目の「俳誌雑読」で、そこで「五七五定型」誌における小池正博氏と野口裕氏による「対談・五七五定型をどう読むか」という記事を紹介している。俳句・川柳の読みをめぐる対談であるが、そこで野口氏が、
読みの一番新しい読み方は句集一冊を本として読むという読み方ですね。一句一句読みながら全体としてどうなっているかと読みを構築していく。そういう作業は読んでいて確かに面白い。ただ、一句一句は読めるけれど、読み通してさて自分の読みをひとつにまとめるという作業は大変だと思います。
との発言をしている。嬉しいことに、神野紗希さんから、初めての御寄稿をいただいた。小川軽舟氏の『手帖』を、まさに「句集一冊を本として読む」仕方で読んでおられる。これが「一番新しい読み方」なのかどうかはともかく、当ブログでは高山も中村もまた他の寄稿者の方々も、出来るだけそのような読み方を実践しようとはしてきたであろう。そして、今後ともそうしてゆくつもりである。
■中村安伸
当ブログにも寄稿していただいている湊圭史さんが編集協力された、オーストラリアの詩のウェブマガジン『コルダイト Cordite』の俳句特集が9日より掲載さるとのことです。詳細は「おしらせ」コーナーに湊さんからの告知を掲載いたしましたので、そちらをぜひご覧ください。
私事ながらPCトラブルの影響により、私の記事は今回休載させていただきます。
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