2009年1月25日日曜日

あとがき(第24号)

あとがき(第24号)


■高山れおな

岸本尚毅さんの『俳句の力学』は、作者と読者の間のインターフェイスの問題を投資信託のポートフォリオ作りになぞらえたりして、ある意味、抱腹絶倒な部分も少なくない愉快な本なのですが、拙稿はなんだか意味も無く晦渋な文章になってしまい忸怩たるものがあります。岸本さんの本、ともかくご一読をおすすめします。

A子さん、B子さんの合評対談は四回にして完結しました。お二人のチャット対談は、延べ二十四、五時間を要した模様。お疲れ様です。これまで豈本誌は、同人数に比べ、同人作品評のスペースは狭小で、内部の相互批評が充分でなかったのですが、分量無制限のブログによってその点はクリアできました。ただし、負担も重いので、本誌次号が出たらまた好事の同人が手を挙げてくれることを希望します。



■中村安伸

今回、山口優夢氏による安井浩司鑑賞の寄稿をいただきました。俳句、特に安井浩司の俳句は、読まれることによってどんどん豊かなものとなってゆくと感じています。山口氏の鑑賞によって私も安井俳句の新たな面を見ることが出来ました。


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