■あとがき(第16号)
■高山れおな
お蔭さまで、今週号も充実したラインナップを揃えることができました。今回も高山は書き下ろしは無理と判断して、旧稿の再録とさせていただきました。次号からは通常の体勢に戻れると思います(たぶん)。
再録は苦肉の策でありつつも、じつは前々からやってみたかったことで、自他と新旧とを問わず、面白い俳論があればどんどんウェブ上にアップしてゆきたいと思います、それこそ江戸時代のものでもよいわけで。コーナー名は、Ani weekly archivesとしました。こちらの方でも自薦他薦の投稿をお待ちします。
筑紫磐井氏が取り上げている岸本尚毅氏の『俳句の力学』を、当方も読みつつあります。水村美苗氏の『日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で』も併読しております。この取り合わせはなかなか刺激的です。
■中村安伸
今号より堀本吟さんの新連載がはじまりました。
佐藤文香さんの「日常生活動作」は第三回。
冨田拓也さんは非常に個性的な俳人、宮入聖をとりあげています。
「澤」7月号、田中裕明特集についての連載は、次号が最終回となる予定です。
1 件のコメント:
今週の、各氏、皆題材をこなしていて好文がせめぎ合っていると思いました。恩田さんは、この評論を通してたんなる摂津解読をつきぬけた彼女の文体をつくって欲しい、です。パワーがありいいセンいってます。
冨田さんの「宮入聖」ー懐かしい人です。私のデビュー当時、宮入さんの「季刊俳句」ではおせわになったのです。巧さという点では、摂津さんと双璧でしたね。この人。
安伸氏には、田中裕明のような人、あんがい合うのですね。楽しく拝見、
文香さんは、さすが才女。軽快です。
「俳文」の模索をつみかさねて楽しい場をつくりませう。
私も頑張ろう。
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