2010年1月31日日曜日

あとがき(第76号)

あとがき(第76号)


■高山れおな

「遷子を読む」が大変白熱しております。

関悦史さんがご紹介の小久保佳世子さんの句集、どえりゃー面白い。

山口優夢さんはちょっとにちょっと。わたくしも来週あたり、ちょっとにちょっとにちょっと、とゆくかどうか。

物言う蛋白質のみなさん、それではまた来週。


■中村安伸

3D映像が話題の映画「アバター」を観てきました。東京ディズニーランドなどのアトラクションで、3Dの映像そのものは経験済みでしたが、3時間もの長時間、巨大なスケールの景観を完全に3Dとしたものを観るのははじめてで、非常に刺激的な体験でした。映画を観ているというより、海外などへ旅行に出掛けて、見慣れぬ光景に驚くような感覚といいましょうか。鑑賞中は世界に惹きこまれていて意識しませんでしたが、しばらくの間、眼の奥に疲れが残りました。

先週日曜日に行われた、現代俳句協会青年部勉強会「田中裕明『夜の形式』とは何か」に、私も運営側のスタッフとして参加させていただきました。第一部は四ツ谷龍さんによる講演、第二部は裕明夫人の森賀まりさん、かつての「ゆう」の同人のみなさんなど、生前の裕明の人物をよく知る方々によるシンポジウムという構成でした。田中裕明という、興味深く、また底の知れない稀有な俳人について、新たな解釈や未知の側面を知ることができました。二次会で四ツ谷さんが仰っていたとおり、田中裕明の作品は彼の死後も成長を続けていると思いますし、田中裕明という人物もまた、成長を続けているのだと感じました。


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