2009年6月7日日曜日

あとがき(第42号)

あとがき(第42号)



■高山れおな

金曜日に京都に仕事で日帰りしてきました。さる高貴なお屋敷に相談事にうかがったあと、京都駅の駅ビルに入っている美術館「えき」KYOTOで、山本太郎という若手美術家の展覧会を見ました。そのお屋敷には十年前にも行ったことがあるのですが、当時は修復工事中でして、見違えるように綺麗になっているのに驚きました。山本太郎は、メディウムの点ではまったくの日本画家なのですが、自らの描く絵を「ニッポン画」と称して気を吐いております。ホームレスの青テントの中に卒塔婆小町が坐っている図柄の、《青敷(ブルーシート)秋草図屏風》などが面白かったです。今回拙稿でとりあげた高遠朱音の俳句なども、俳句ならぬハイクへの進化途上のものなのかも知れません(その場合、海外俳句はあくまでHaikuと表記するとして)。それにしても一九八五年生まれは他に、佐藤文香、山口優夢、谷雄介がいますし、将来、当たり年として見返られるようになるとよいですね。



■中村安伸

私事ですが明日から海外へ行ってまいります。土曜日に帰国予定ですので、次号の発行には支障ないはずです。

それはさておき、先週に引き続いての告知です。

第113回現代俳句協会青年部勉強会「行動する子規―革新の力学―」が6月13日、現代俳句協会会議室にて実施されますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

詳細は以下を参照してください。

http://www.gendaihaiku.gr.jp/intro/part/seinen/benkyo/benkyo76.htm


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