tag:blogger.com,1999:blog-4734103401000226006.post7529860969418451257..comments2023-05-14T20:15:48.690+09:00Comments on ―俳句空間―豈weekly: 船から空へ 無謀な一句鑑賞・・・青山茂根yasnakamhttp://www.blogger.com/profile/08671629243313330081noreply@blogger.comBlogger3125tag:blogger.com,1999:blog-4734103401000226006.post-31844986833415852362009-05-20T23:30:22.050+09:002009-05-20T23:30:22.050+09:00あ、上のコメントの
署名を忘れました、すみません。
青山茂根あ、上のコメントの<br />署名を忘れました、すみません。<br /> 青山茂根青山茂根https://www.blogger.com/profile/08093251361264769718noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4734103401000226006.post-59220080524834499072009-05-20T23:24:22.361+09:002009-05-20T23:24:22.361+09:00吟さま
コメントありがとうございます。
タイムリーな話題とつながったのは偶然なのですが、以前から...吟さま<br /><br />コメントありがとうございます。<br /><br />タイムリーな話題とつながったのは偶然なのですが、以前から、句は、書かれた当時の言葉が持っていた意味へ立ち返って読むべきではと考えていました。<br />ましてこの句は、敗戦によってそれまでの価値観が瓦解したのちに書かれたものですし、その当時の船というものの概念は?という疑問がありました。今まで様々にこの句についてなされた解釈が今ひとつピンとこなかったもので。ほんとに無謀な思いつきでの読みですがお許しを。<br /><br />まだ民間の航空機というものが日本になかった当時、飛行機に乗りたいという少年の夢に最短距離で近づくには軍隊に入るという選択肢であったようです。重信より五年後の生まれで佐藤さとるという児童文学者がいるのですが、その自伝的な物語の中で、少し上の、つまり重信とまったく同じ年の少年たちがそのような選択(海軍兵学校から航空隊を志願)をして戦死したと書かれています。<br /><br />その物語の舞台は横須賀ですし、飛行機のみならず軍艦もいかに少年たちのロマンを誘うものであったか、虚子のように世界をめぐる船旅ができたのはほんの一握りの人たちであり、外国へ行きたいという少年の夢を実現するのもまず船であったはず(現在でも、海上自衛隊の士官候補生クラスの軍艦での訓練は、太平洋を横断し、南アメリカ大陸をぐるりと南下して回る、と実際に所属していた人から聞きました)。<br />佐藤さとる自身らしき主人公は「海洋少年団」という日露戦争での元海軍大佐が指導する組織に入っていますし(現在、同名の組織がありますが1951年に発足したもので全く別のようです)、当時の軍部も少年たちが憧れるように啓発していったのでしょう。<br /><br />ひとつ、訂正があります。<br />「戦前の軍国主義」というところ、「戦前・戦中を通しての」あるいは、「戦前からの」とすべきでした。<br />今の書き方ですと、狭義には「昭和12年の支那事変より前」ということになり、小学生の重信が軍艦の絵葉書集めをしていた時期しか指さないことになってしまいますので。青山茂根https://www.blogger.com/profile/08093251361264769718noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4734103401000226006.post-42860667307562719822009-05-20T20:48:28.274+09:002009-05-20T20:48:28.274+09:00茂根様。鋭いつっこみ。
例えば寄港地の積荷や乗組員の夜遊びから、伝染病が船内に蔓延したとしたら。故...茂根様。鋭いつっこみ。<br /><br />例えば寄港地の積荷や乗組員の夜遊びから、伝染病が船内に蔓延したとしたら。故郷の港まであと僅かな距離だったとしても、恐ろしい病を流行らせてしまう船は帰れない。」(茂根)<br /><br />重信のこの句を現実と結びつ桁等、ビビッドになりますね。なるほど、と感心。遂に水際では留められなかったモノの、この騒動はどうも不条理です。<br />関西人は、どうしていいかわからない、ただマスクして手洗いうがいをしているだけです。(吟)<br /><br />(船長)は、どこへ泳ぎつくのか。それは、わが身の内に潜む戦前の軍国主義という病に、みずから火を放つ重信自身の姿でもあったかもしれない。」(茂根)<br /><br />この句の風景がなぜ生まれたか、げんだいにいたるまで、種々の解読の議論を呼ぶのか、一つの鍵はこういう時代の記憶の中にあるのかもしれませんね。(吟)Unknownhttps://www.blogger.com/profile/00150502238276483466noreply@blogger.com