tag:blogger.com,1999:blog-4734103401000226006.post3612663441117874699..comments2023-05-14T20:15:48.690+09:00Comments on ―俳句空間―豈weekly: 遷子を読む(10)yasnakamhttp://www.blogger.com/profile/08671629243313330081noreply@blogger.comBlogger1125tag:blogger.com,1999:blog-4734103401000226006.post-37129871313862816392009-07-22T00:00:38.114+09:002009-07-22T00:00:38.114+09:00・農婦病むまはり夏蚕が桑はむも
1.窪田さんの解説で農村の養蚕生活は尽くされていますが、ここで注...・農婦病むまはり夏蚕が桑はむも<br /><br /> 1.窪田さんの解説で農村の養蚕生活は尽くされていますが、ここで注目すべきは、季語としての「夏蚕」のはたらきでしょう。夏蚕は春蚕に比べると病気が発生しやすく、死亡率が高くなります。夏蚕が元気に桑をはんでいる姿を見、その音を聞けば、農家のものは(病婦も含め)まずは心慰むことしょう。医師としての遷子も(病婦の病状に鑑み)心を動かされるところが多かったのでしょう。それが、詠嘆の助辞「も」の感動表現の根っこでしょう。<br /><br /> 2.相馬遷子の生涯と句を当欄で始めて読みました。彼が医師として農村で働いていた時期は、日本の農村の生活が‘近代化’していく時期と重なります。彼らの奮闘が、国民病といわれた結核を農村から駆逐する一助となったことは間違いないでしょう。面白い時代の作家だと思います。<br /><br /> <br /><br /> 竹腰 素https://www.blogger.com/profile/11870367543496287885noreply@blogger.com